半熟ドクターのジャズブログ

流浪のセッショントロンボニストが日々感じたこと

Buddy rich orchestra ”Big Swing Face”

BIG SWING FACE

BIG SWING FACE

 バディー・リッチは、オレオレ系ド派手ドラマー。その人のビッグバンドの録音。

 サウンドとしては、いわゆるベイシーサウンドなどと比べてほんの少しだけ新しい感じ。でもきょうびのボブミンツァーとかそういう人たちのようなコンテンポラリーな新しさほどではない。グルーヴは愚直なまでの「スウィング」といった、そういう感じです。

 creationというよりはre-innovationといった感じでしょうか。メガネのメーカーで言えばLunorのような感じ。といっても、通じる人はいるんでしょうかね。私もこれまでいろんなものをガンダムや車で例えてきましたが、メガネでたとえるのは伝わらない度高すぎ。

 というのはともかく、表題曲のBig swing faceを学生の時のビッグバンドでやったのを、買うときは気づかなかったんですが、聴いていて初めて思い出しました。いやー懐かしいなぁ。今はあの頃のように一曲一曲にあの頃のようなエネルギーを注ぐことはないですから、逆にそういう時代にやった曲は、沁みますね。重いです。その頃のいろいろが去来してしまう。