ピアニカを始めて思うこと
- 音が出しやすい!
まっすぐ、正確な音を出すことが簡単であること、ストレスなく音がでるというのはトロンボーンでは本当に味わえなかったことです。
例えばトロンボーンって、ドレミファソラシドをちゃんと吹くのに一二年かかったりとか、とんでもなく気が長い楽器ですやんか。ピアニカはそんなことないもんね。むしろ音が出すぎてしまうというか、逆にいいますと、音色を作りこめないというのはありますが。
- ソロの要求度は上がる
トロンボーンのソロだと、基本そんなに速いフレーズにはならないわけです。もちろん、テクニシャンなプロ奏者は速いパッセージが可能なわけですが、それにしてもやはり楽器としての限界はあるわけですよね。ですから基本は8分音符で丁寧に音を置いていけばいいわけです。
しかしピアニカの場合は楽器としてのフレーズの速さ限界はもう少し上なものですから、そういうフレーズはできるに越したことはない。
しかし、それって結構一からやり直しなんですよね。例えば今までジャズのCD聴いてても、ピアノとかサックスのピロピローとした速いフレーズの箇所は「あ、ここは俺関係ねーわ」と聴いてはいるけれども、自分のものとしては聴いていないわけ。
ソロの解析を無意識に拒んでところがある。
だけどピアニカを触った以上、そういうフレーズもできると楽しいと思うんです。目下のところ大変なやんでいます。
- いろんな楽器っぽさを追求することが必要か
ピアニカでソロおよびバッキングをする時に、おそらく参考にするべきは、
で、それぞれに、それらしさがあるんじゃないでしょうか。
まだ自分の中で固まっていないわけですが、今はいろんなサウンドを聴いて、自分の中のストックを増やそうとしています。えー、あー、まー、ま、言うほどはシステマティックにはやっておらず、場当たり的ですけれども。
しかし、新しい楽器をやるのは、思っていた以上に楽しい!
そして、不思議なのは、ピアニカを練習することによって、トロンボーンのフレージングにもいい影響を与えるということ。