半熟ドクターのジャズブログ

流浪のセッショントロンボニストが日々感じたこと

ピアニカを始めて思うこと

  1. 音が出しやすい!

 まっすぐ、正確な音を出すことが簡単であること、ストレスなく音がでるというのはトロンボーンでは本当に味わえなかったことです。

 例えばトロンボーンって、ドレミファソラシドをちゃんと吹くのに一二年かかったりとか、とんでもなく気が長い楽器ですやんか。ピアニカはそんなことないもんね。むしろ音が出すぎてしまうというか、逆にいいますと、音色を作りこめないというのはありますが。

  1. ソロの要求度は上がる

 トロンボーンのソロだと、基本そんなに速いフレーズにはならないわけです。もちろん、テクニシャンなプロ奏者は速いパッセージが可能なわけですが、それにしてもやはり楽器としての限界はあるわけですよね。ですから基本は8分音符で丁寧に音を置いていけばいいわけです。

 しかしピアニカの場合は楽器としてのフレーズの速さ限界はもう少し上なものですから、そういうフレーズはできるに越したことはない。

 しかし、それって結構一からやり直しなんですよね。例えば今までジャズのCD聴いてても、ピアノとかサックスのピロピローとした速いフレーズの箇所は「あ、ここは俺関係ねーわ」と聴いてはいるけれども、自分のものとしては聴いていないわけ。

 ソロの解析を無意識に拒んでところがある。

 だけどピアニカを触った以上、そういうフレーズもできると楽しいと思うんです。目下のところ大変なやんでいます。

  1. いろんな楽器っぽさを追求することが必要か

 ピアニカでソロおよびバッキングをする時に、おそらく参考にするべきは、

 で、それぞれに、それらしさがあるんじゃないでしょうか。

 まだ自分の中で固まっていないわけですが、今はいろんなサウンドを聴いて、自分の中のストックを増やそうとしています。えー、あー、まー、ま、言うほどはシステマティックにはやっておらず、場当たり的ですけれども。

 しかし、新しい楽器をやるのは、思っていた以上に楽しい!

 そして、不思議なのは、ピアニカを練習することによって、トロンボーンのフレージングにもいい影響を与えるということ。