半熟ドクターのジャズブログ

流浪のセッショントロンボニストが日々感じたこと

楽器を購入したこと

トロンボーンを中学一年に初めて、今年37ですから、かれこれ四半世紀吹いていることになります。

大方のアマチュアミュージシャンと同じく、25年吹こうが、10年くらいだろうが、うまさはさほど関係ないですけどね。例えば社会人としての成熟ぶりというのは、30歳と50歳でくらべると50歳の方が成熟している、なんていうのは完全に幻想であるのと同じく。

私のトロンボーン遍歴は

  1. YAMAHAの普及品(高校まで。学校のやつ)
  2. King 3B Silver Bell (先輩のお古)大学1年→32歳くらいまで
  3. King 2B ラッカー (社会人になって買った)ここ3,4年

と、意外と慎ましやかなものだったんですよ。

(ハードよりもソフトに凝るタイプなもので)

 で、今年奮起して、Kuhnl and Hoyerというメーカーの

 銀ベルの限定品(バート・ファン・デル・リールモデル)を買いました。

 ええと、岡山にはトロンボーン協会というのがありまして、年に一度フェスティバルがあるのですよ。そこの試奏会で吹いて、気に入ったので買いました。もともとはDACに輸入されたやつらしいです。

(参考リンク:http://music.geocities.jp/okayama_tb/top.htm)

 なんか限定品らしくて、銀ベルにはうざいほどの彫刻がほどこされており、まるで、ペイズリーみたい。

 型番などはよくわかりません。実はメーカーすら知らなかったので、そんな人間に、型番などは全く不要の知識ですな。

 吹いてみましたが、それまで使っていたのがKing 2Bだったゆえに、まず、重い! 2時間くらいセッションで吹くだけで、腕が筋肉痛になってしまいました。

 いやー、みんなテナーバスとかでしょ?よくかつげるなあ。

 いかに自分がいままで楽させてもらっているかというのがよくわかりました。


 音色とか、吹き味は満足の一言。低音がしっとりと出るので、ここ最近の目標であった、

「オクターブあげてテーマを吹くよりは、低く、小さめの音でしっかりとうたう」 「(声を)張り上げない」

という感じができそうです。

 ちょっとだけ、スティーブ・デイビスみたいなイメージっすかね。

 より枯れ果てる方向に行きます。僕は。