半熟ドクターのジャズブログ

流浪のセッショントロンボニストが日々感じたこと

カラオケ室にて

カラオケ室二題。

前回のエントリーに書いたとおりトロンボーンの練習の合間に歌ったりしています。

もしくは歌っている合間にトロンボーンの練習もしています。

で、カラオケボックスで、こう考えた。

 * * *

バックトラックのDVDを作るサービスはできないか

その1。

これは歌に関すること。

カラオケの達人なら、テレビで流れている曲を一度みればすらすらと歌えるかもしれませんが、私にはそんなの無理。

歌いたいなーと思う曲はCDだったりiTunesとかで手に入れて聴きますよね(というより、そうやって好きなアーティストのCDから、歌いたい曲が生まれるもんだと思うわけです)。でも、はっきりいって、モノホンはキーが高すぎることがほとんどで、例えばカーステレオで流しながら一緒に歌ってもそんなに楽しくないわけですよ。

ならば、カラオケのバックトラックの音源がほしいなあと、思うわけです。

具体的には10曲くらい任意の曲を選んで、自分にあったキー調整をして、出来たバックトラックをDVDに焼いてくれる、みたいなサービスがあったらいいなと思うんです。

これ、設備投資はほとんどいらないと思うんですよね。最近のカラオケの曲とか検索する端末って、ちょっとしたパソコンですし、ものすごい高機能じゃないですか。あれにモジュールを仕込んで、店のレジのとこにでも一台、DVDを焼く機械を置いとけば、それで済む。極端なことを言うとオンラインで注文して郵送、と、いうスタイルでもいいんですよ。それなら設備投資はゼロ。コンテンツも、すでに作られているMidi音源を流用するのだから、これまたゼロ。

DVDでバックトラックを作ってくれたら、車の中で練習できるよねー、と思う*1

そういうことをミュージシャン仲間に言ったら

「そんなのカラオケボックスで自分用にキー下げたやつを録音するなり、録画するなりしたらいいじゃないかよ」

と言われました。

いやまあ、そうなんですけれども、むしろ僕としては正当な対価を払いたいんですよ。作曲者や、歌手に対して。

一曲辺りの値段設定は検討の余地がありますが、すでにあるカラオケ用のMidi音源をそのまま活用できるし、ミュージシャンへ印税を回すのも、ボックスで歌っているよりは手厚くできるように思うのです。最近はコンテンツホルダーのミュージシャンも景気が悪いので、そういう形で、ミュージシャンへ回る金が増えたらいいなあと思う。

10曲入れて5000円なら、僕は使うだろうなと思う。

iTunesで、一曲が200-300円で買える時代ですから、そのあたりが妥当じゃないでしょうかね。

インスト用カラオケ音源はできないか。

その2。

ま、トロンボーンも練習しているわけですけれども、例えば大都市に住んでいるプロまでは行かない管楽器奏者は練習にカラオケボックスを使うことは暗黙の了解になっているようですし、私のような使い方は決して邪道ではないと思います。

 例えば、Liveカラオケで、本人映像みたいなのあるじゃないですか。

 あれに、ニューサウンズインブラスとか、吹奏楽コンクールの課題曲のようなものを入れたら、おもしろいんじゃない?

 あと、ジャズならスタンダードのマイナスワンとか。

 問題になるのは、カラオケで歌詞が表示されるが、楽譜を表示するかどうか、というところですね。

 楽譜をテレビ画面に表示するとパートごとに情報が必要になるのでかなり煩雑なものになる。

 Live映像、転調なしで、十分役は果たすように思います。むしろ、楽譜を買ったら、「この譜面はDAMの09-9036に掲載されています」とか添付して、メディアミックスを狙ったらいいんじゃないかと思う。

 おそらく、管楽器の練習は、結構音量があるから、あまり占有率が増えると問題が生じるような気がしますが、そのデメリットを引き換えにしても、膨大な吹奏楽人口を顧客に取り込むことが出来る可能性があり、結構うまみがあるんじゃないかと思います。

 このサービス、できても僕はあんまり使わないだろうと思うけれども、あったら使う人増えるんじゃないだろうか。

*1:まあ、私の車にはカーナビついてないから、今の私には無用ではありますがね