半熟ドクターのジャズブログ

流浪のセッショントロンボニストが日々感じたこと

理論というか、ピアノというか。

最近 'S Woderfulがお気に入りである。

コード進行は以下の通り。(簡略化したものです)

A

|Eb |Eb |C7 |C7  |

|Fm |Bb7 |Eb C7 |Fm Bb7 |

A'

|Eb |Eb |C7 |C7  |

|Fm |Bb7 |Eb |Am7 D7 |

B

|G  |E7 |Am7 |D7   |

|Gm7 |C7 |Dm7 |G7 |

A''

|Eb |Eb |F#dim |F#dim |

|Fm |Bb7 |Eb |Fm Bb |


 キーはEbで、AメロではベタなEbのコード進行ですが、BメロでGに行くのですね。

アドリブをする際に、このへんをちゃんとすればぐっとそれらしくなる。

 まあ、実際的な話、一般的にBメロは、主調から転調されることが多いですよね。アドリブする時は「出されたものはおいしくいただく」精神で、出てくるコード進行の調にどんどん転調して、さくさくっとアドリブをします。そうすると深く意味を考えずに、出てきた曲にぺろっと対応できるわけ。

 と、今まではあまり考えることなく、このコード進行を所与のものとしてアドリブの下地としか考えていませんでした。

 しかし、これ、改めてみると関係調にいっているだけなんですよね。そしてジャズ的な語法でいうと、3度上だけど、そこから前に2-5が一つ、そこから後には2-5で四度展開で主調に戻っていくという。

 転調といえば転調だし、実際にフレージングする時には転調しなければいけないですが、大きな流れからいうと、IV#m7-VII7からずーっとツーファイブで下りてもとに戻る。

 Gにいくのは突拍子もないと考えていましたが全然そんなことはなく、非常に整合性の高い進行です。輪が閉じている。

 あー美しいなあ。美しいよ。美しい円環構造。

 また、帰ってくるAメロの3,4小節目は、ちょっと異なるDimで、これも美しいなーと思うのです。こういう進行の妙もこじゃれている。

 とはいえ、トロンボーンで演奏してもそれほど面白みがなく、最近は家でピアノを弾く時にこれを叩き台に始めることが多いです。Ebでやったあと、歌伴ピアニストになりきってAny Keyに挑戦しています。余裕があれば前回トピでやった?-Vのリハモを織り交ぜたりして。

 シャープ系はやっぱり難しくて、なかなかBメロの転換点をインテンポで弾くことはまだ出来ないのですけれども、頭にうんうん汗をかいてやってます。

 二三ヶ月後に、このパーフェクトボックスを自由自在に弾けるようになるのが目下の目標です。これでできるようになったら、かなり瞬間的にコード付けが出来るようになると思う。別にピアノを人前では弾かないけれど。