半熟ドクターのジャズブログ

流浪のセッショントロンボニストが日々感じたこと

縦か、横か

与島。いつだったか… ソロの時に大事なことはなんですか? うーん、色々(笑)。 一般的な(大きな)話をしますと、ソロの時に注意をはらう要素としては、 リズム コードに即したフレージング(音の使い方) の二つが、まず考えられます。 もちろん、アタック…

コロナウイルスがジャズシーンに与える影響

2012年 広島県、神石高原町当初予想していたよりもコロナウイルス(COVID-19, SARS-CoV-2)はおおごとになった。 最低でも半年くらいは閉鎖空間での演奏に対して下方圧力が働くのは間違いないようだ。* * *冷戦が終わり、21世紀になって、世の中は進歩し…

感染の流行期におけるライブハウスにいく方法

ある日のジャズライブハウス。お互いに2mくらいの距離が余裕で取れちゃうのである。コロナウイルス(COVID-19)によるイベント自粛が続いている。学校は休校となり、ライブハウスやスポーツジムなどを介したクラスター感染が報告され、 ライブハウスは感染…

セッションのロードマップ その3ー演奏していない時

なんて清らかな目なんでしょう…たべられちゃうのに。息子撮影。 セッションに参加しています。 今日はかなり人が多いようですね…あんまり出番はなさそうです。 吹いていない時間には何をしているべきでしょうか? はい。これすごい大事。 中級者の「なんでも…

セッションのロードマップ その2(破)

象って体が痒そうに見える。 その2:「破」 jazz-zammai.hatenablog.jp初学の段階では、ジャムセッションの演奏を壊さないように、うまくバンドの一員として参加することが求められました。 まずは参加し、自分の「仕事」をきっちりこなすこと。セッション…

セッションのロードマップ その1(守)

キリンの舌は長いジャムセッションは楽しい。ジャムセッションにはいろいろな形態も、いろいろなレベルもあります。 もちろんそこに参加する我々にも、慣れや習熟度の点である程度の段階があります。初級・中級・上級、という言い方はなんですが、守破離、の…

セッションのバランシングとマネジメント:

2019年、遥照山ジャムセッションの進行にはいろいろな形態がある。 マスター(ホスト)が管理して、メンバーをコールして参加するパターン。 参加表に名前・パート・やりたい曲とかを記入するパターン やりたいやつはステージに上がり、誰が決定権を持つわけ…

言いたいことだけ言っとくわ。アドリブの練習の要点な。

ひなたが気持ちいいワン… どうやったらアドリブができるようになりますか? アドリブするためにはどうすればいいですか? もうね。そりゃそうだ。 その質問。わかるよ。アドリブの仕方。方法論。 どうやったらいいかわからへん。でも、そういいながら、質問…

デタラメやるメソッド

デタラメなんだワン!アドリブのやり方として、 裏技的なものとして、例えば、Fのブルースとかで、デタラメ…というか、Non-Diatonicの音をたくさんだして切り抜ける、という方法をとる人が、一定数いる。よくあるのは、 Tonalityを無視して、クロマチックな…

第3回福山ジャズ検定

drive.google.comえーと、福山というのは私の住んでいる街のことなんです。 8月にジャズの初心者向けワークショップというのをやったんですが、その時に中級者以上に退屈しのぎにクイズとか作ってみたわけです。えーと、そんなに好評でもなかったんですが(…

使っていい音について その3

問い:使っていい音、使ってはいけない音、というのがよくわかりません。 自分がアドリブを吹いたりする時に、「あっこの音、はまっていない!」と思う瞬間はあります。おそらくその音の使い方が不適切なんだと思うんですけれども、なぜその音がいけないかが…

使っていい音について その2

問い:使っていい音、使ってはいけない音、というのがよくわかりません。 自分がアドリブを吹いたりする時に、「あっこの音、はまっていない!」と思う瞬間はあります。おそらくその音の使い方が不適切なんだと思うんですけれども、なぜその音がいけないかが…

「使っていい音」について その1 〜Available Noteの謎

2019年京都 問い:使っていい音、使ってはいけない音、というのがよくわかりません。 自分がアドリブを吹いたりする時に、「あっこの音、はまっていない!」と思う瞬間はあります。おそらくその音の使い方が不適切なんだと思うんですけれども、なぜその音が…

コピーの功罪

問:アドリブのソロに関してです。 「コピーは絶対にしたらいかん!」と言われる先輩もなかにはおられます。 私自身はした方がいいと思うんですけど……。 そもそもアドリブというものが必要なのか、という問いは、以前の質問を見て下さい。 jazz-zammai.haten…

Any Key… どこまで?

立ち止まって考えよう。東京ビッグサイトのロッカーコーナーから雑踏をながめる よく「Any Key、すべての調でフレーズとか練習した方がいいよ」とか言われます。 でも、本当に使います? そんなに沢山の調、どうせ使わないじゃん?という意見もあります。 実…

ジャズ検定クイズ!

drive.google.com告知していた、Ad-libの Workshopは無事に閉会いたしました。 関係各位のみなさま、ありがとうございました。一応「初心者向け」と銘打って開催したわけですけれども初心者の方々が集まりそうにありませんでした。 自分の人徳のなさです。結…

告知『夏休み緊急企画! "Endemic for Jazz" Adlib Workshop 〜アドリブはじめました』

【日時】8月4日 18:00 Open 18:30~ 【場所】Grand Soul Cafe Guns' 【住所】〒720-0042 広島県 福山市御船町1-13-10 【Tel】084-927-0071 【詳細】 夏休み特別企画! はいどうも。「半熟ドクター」の中の人です。「備後(福山・尾道)のジャムセッション情報…

アレンジ、というほどでもない初歩のアレンジ法

ジャズ研の二年生です。サックスをやっています。 入部して一年間は、セッションで演奏したり、お手本になるような歴史的名盤の演奏をそのまま演奏してみたりしています。 しかし、それって、極めてジャズ的ではないですよね。 自分なりにやってみたい。だか…

「シットイン」と「ジャムセッション」の違いとは?

ジャムセッションの一風景 ジャムセッションとシットインはどう違うんですか? もしくは普通のライブとジャムセッションとの違いはなんでしょうか? 語義の定義: ライブにおいて、本来の予定にない演奏者が参加したり、本来予定しなかった曲を演奏したりと…

テクニックと美意識

地元駅北口。2019。「早いフレーズの吹き方」という項では、早いフレーズの吹き方のコツなどを書きました。 jazz-zammai.hatenablog.jp 速いフレーズを吹くには? その2: - 半熟ドクターのジャズブログ 速いフレーズを吹くには? その3: - 半熟ドクター…

コードの理解 その6:展開と圧縮2

コードは、比較的フレキシブルであるということをいままで書いてきました。 コードの理解 その1:アベイラブル・ノートスケールの陥穽 - 半熟ドクターのジャズブログ(コード) コードの理解 その2:圧縮・展開について - 半熟ドクターのジャズブログ コー…

トロンボーンのテクニック水準:

ついこの間、2019年の時点のジャズトロンボーンの地平を改めて見渡してみた。テクニック路線の人たちのテクニック、僕が以前に思っていたよりも著しく向上しているように思う。* * *昔は、スラスラ系といえば古くはUrbie Green、その後 Bill WatrousとかC…

成長のロードマップ

アドリブフレーズの習得に際して: ジャズのフレージングについては、どの段階から始めてもいいと思います。 しかし初学で修めるべきことを積み残し次の段階に進むと、遡ってあとでもう一度やる必要があり、あまり効率がよくないことも確かです。 成長の階段…

セッションにはいくべきなのか? その2

前回の続きです。 jazz-zammai.hatenablog.jpその1公開のあと、色々友人の皆さんに意見をいただきました。その1では、独習のアドリブに関する成長、という話に限定していました。 しかしセッションにはそれ以外にもいろいろな効用がある、ということを再確…

フレーズの技巧について To use too much technique for phrasing

よくできた恋愛ものの映画を考えてみよう。 フランス映画のような奴をね。 バーで・街角で、花屋の店先で。 男と女はいろんな言葉のやりとり、恋の駆け引きを繰り返す。 研いだばかりのナイフのような鋭い言葉、 もぎたてのトマトのようなみずみずしい言葉、…

セッションには行くべきなのか? その1

問:ジャムセッションにはどんどん参加した方がいいんでしょうか? 先生に習っているある人の話です。 ある先生は「コピーしてそれをセッションに吹きに行くのは意味がない。わかってない状態でセッションに行っても技術は向上しない」と、セッションに出て…

アドリブをするときに気をつけなければいけないこと

裏山。2019年。 どうやってアドリブを吹くのですか? もしくは、アドリブを演奏する際に気をつけることはなんでしょうか? めっちゃ身も蓋もない質問です。 気をつけることは多岐に渡り、その優先順位の付け方こそが、各人のアドリブの持ち味になっているよ…

ピッチの話 その3 場末での話

前回の続きです。 jazz-zammai.hatenablog.jp jazz-zammai.hatenablog.jp 場末の話 ともあれ、かような歴史的で偉大なバンドにおいて、ピッチは相対的で深遠なものではある*1。 しかしアマチュアが普段場末のセッションで演奏する場合は、そういう深遠な話以…

ピッチの話 その2―ロン・カーター。音程の多義性。

積丹半島だと思う。2006年くらい。前回の続きです。 jazz-zammai.hatenablog.jp マイルス・スマイルズ 話を個人のレベルに落とすが、ロンカーターである。 ロンカーター、昔の僕は、単に「ピッチ悪いやつだな」と思っていた。 びよんびよん曖昧なビートで曖…

ピッチの話 その1 ピッチの意味論

最近の僕にとって*1、音程に悩むのは以前ほどではなくなった。楽器を始めた学生の頃は僕はあまりピッチがよくなかった。 だが、中学生・高校生、そして大学一年生くらいまで、 今思うと、ピッチが悪いころは、実に「ピッチが悪い」ということさえもわからな…